長寿遺伝子を活性化

NMNが活性化させるサーチュイン遺伝子は、昆虫から哺乳類まで、ほとんどの生物が持っている遺伝子で、活性化すると、寿命が20~30%伸びるといわれています。また、しみやしわを防いだり、細胞を修復したりする効果のほか、記憶力の保持や、認知症の予防など美容や病気の予防などに幅広く作用する可能性ももっています。

しかし、通常、サーチュイン遺伝子は眠った状態にあります。サーチュイン遺伝子を目覚めさせるためには、食事制限などで、身体を飢餓状態に置くことが必要でした。それは、摂取カロリーを70%におさえつつ、運動もして、必要なビタミン・ミネラルは確保するという難しいもの。しかしそうすることでサーチュイン遺伝子は活性化するのです。こうした遺伝子は抗老化遺伝子とも言います。

このような難しい生活を続けていても、たった一度でもカロリーオーバーすれば、再び、サーチュイン遺伝子は眠ってしまうので、このストイックなカロリー制限を一生続けなければならないのです。

現実的には困難なサーチュイン遺伝子の活性化ですが、これを薬物的に活性化させる方法として注目されているのがNMNなのです。ワシントン大学の今井眞一郎教授らの研究によれば、MNMを摂取することで、現在発見されている、7種類のサーチュイン遺伝子(哺乳類が保有するもの)のすべてで、遺伝子の機能が活性化することが確認されています。NMNを摂取するだけで、厳しいカロリー制限をしなくても、老化による身体機能の低下を防ぎながら長生きできる、そんな時代がくるかもしれないのです。

 

 

NMNは長寿のカギ

「若返り」を実現する物質として、今、話題になっているニコチンアミド・モノ・ヌクレオチド。略してNMNと呼ばれています。NMNの特徴は、体内でニコチンアミド・アデニン・ジヌクレオチド(NAD)に変換されること。NMDは、内臓や神経などの修復に作用する物質で、健全な身体機能の保全に寄与しています。また、NMNには摂取した栄養をエネルギーに変換する役割があり、NMNが豊富に体内に存在すれば、エネルギー代謝が活性化し、細胞レベルで健康を保つことにつながります。ところが、NMNをつくる機能は加齢と共に衰え、NADも減少していくため、体は老化していくのです。

ハーバード大学のデビッド・シンクレア教授らのマウスに対するNMNの投与実験では、「寿命が16%伸びた」、「人間で60歳相当のマウスの細胞が20歳相当まで若返った」などの結果がでて、長寿や若返りの効果が期待されることが分かっています。また、糖尿病のマウスに1週間NMNを投与した実験では、マウスの血糖値が正常化しており、糖尿病の効果的な改善薬となる可能性もでてきました。さらに、老化に伴う神経幹細胞の減少を抑えることもわかっており、アルツハイマー病パーキンソン病など神経変性疾患の予防につながることも報告されています。

なかでも、特に注目されているのが、サーチュイン遺伝子との関係。長寿を司る遺伝子として知られるサーチュイン遺伝子を活性化させる可能性が確認されているのです。このサイトでは、NMNとサーチュイン遺伝子の関係を紹介します。